読み込む原風景

有村はじめ

kashmir


何もやりたくない。何かをやっている人が嫌い。嫌なことや嫌いな人が「好き」の総量をはるかに超えている。おそらく殆どの人は好きと嫌いの総量は大体同じくらいにできているんだと思う。身体を右に傾けたら倒れてしまうので重心を左足に込めるように。

昔なら絵に逃避することもできた。こんな自分を絵の中に投影して少しだけ自己治癒していた。意識的ではなかったにせよ。今は絵に希望を見いだせない。恐ろしく空虚で無価値なものに変わってしまった。

「美しいものがつくりたい」とか「イラストレーターになりたい」とか、そういう感情は今はもうない。一時的に盛り下がっているだけかもしれないし、もしくは一時的な発熱がひいて平熱に戻ってきたのかもしれない。今のところ判断つかない。

ロバートプラントはサハラ砂漠をドライブしながらインスピレーションでカシミールを書いた。しかしカシミールは砂漠ではなく山岳。だからなにというわけではないけど。