読み込む原風景

有村はじめ

劣等感


僕は心が不安定なのかもしれない。すぐに悲しくなるし、とても悔しい気持ちにもなる。なんてことないことをきっかけに、心がぐらつく。けどその悔しさがモチベーションになっていることも否めない。表裏一体というか、短所は長所にもなりうるのだと思う。こんなにもいい絵が描きたいと思う。描かなければいけないと思う。そしてイラストレーターとして評価されて、お金もたくさん稼いで、周りの人間を心底見下したいと思う。なんだか醜い感情だなと思うし、とても使える感情だなとも思う。村上春樹は「過去の自分と戦うこと。そして過去の自分に勝つことだけを考えるようにしています。過去の自分に勝てるのなら、他の誰にだって勝てます。というか他人なんてどうでもよくなります」みたいなことを、著書「村上さんのところ」のなかで書いていました。

身の回りの、自分をいら立たせてくれる皆さん。とても感謝しています。俺はあなたたちのおかげで頑張れています。劣等感を与えてくれてありがとう。