読み込む原風景

有村はじめ

死ぬ気

 

 
中村さんの絵は、どんどん進化していてすごいですね。このラジオの絵もめちゃくちゃ好きです。ここ数年の絵だと、「夜は短し歩けよ乙女」のポスターの絵と、チョコパイ(とくに2人の真実のLOVEベリー味)がとくに好きです。

どうしてこんな絵が描けるのかと思う。色も、構図も、モチーフ選びも、タッチも、完璧なほどに作り込まれていて、1枚の絵に注がれた集中力と労力に完全に感服します。

それに比べて自分の絵はなんとしょうもないんだろうと思う。時間も労力も集中力も、全然注がれていない。中村さんの絵と比べたら手抜きみたいに見える。もっと頑張らなくちゃなあと強く思いました。前に中村さんにいただいたビアズリーの画集を観ていても思う。自分と同年代(もしくは年下の頃)に描いた絵が、現代に生きる自分より何十倍も優れていて、正直改めてへこみました。

もっと頑張らなくちゃいけない。もっともっと頑張らなくちゃいけない。この絵を人生最後の作品だと思うくらいに本気で挑まなくてはいけない。こんなんじゃだめだ。もっともっと頑張らなくてはいけない。本当に強く思う。全力どころか全力以上の能力を終結させて毎回描かなくちゃいけない。そうじゃないなら手抜き同然なんだと思う。